DLL を配布する場合

DLL の配布を主目的とするケースです。

方針、例:

  • DLL は 5 種類: x86, x64, Arm64, Arm64EC, Arm64X

  • x86 版は常にインストールする

  • どのバイナリーが利用可能かによってセットアップの方針が異なってくる

  • 理想は x86 + x64 + Arm64X の組み合わせ

x86 + x64

psqlODBC の Windows 向けバイナリーでは 2 点方式になっています:

  • psqlodbc_x64.msi

  • psqlodbc_x86.msi

x86 + x64 + Arm64

Shining Light Productions 社のご好意によって提供されている OpenSSL の Windows 向けバイナリーでは 3 点方式になっています:

  • Win64OpenSSL-3_5_1.exe (x64)

  • Win32OpenSSL-3_5_1.exe (x86)

  • Win64ARMOpenSSL-3_5_1.exe (Arm64)

※ Arm64EC 版および Arm64X 版は存在しません。必要な場合は、自分でビルドしましょう。

x86 + x64 + Arm64X

Microsoft の サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード | Microsoft Learn では 3 点方式になっています:

  • vc_redist.arm64.exe バイナリーは Arm64X

  • vc_redist.x86.exe

  • vc_redist.x64.exe

※ Arm64X 版が提供されています。 Arm 版 Windows 11 では、x64 アプリおよび Arm64 アプリの両方から利用ができます。

Microsoft の ODBC Driver for SQL Server のダウンロード - ODBC Driver for SQL Server | Microsoft Learn では 3 点方式になっています:

  • msodbcsql.msi (x64)

  • msodbcsql.msi (x86)

  • msodbcsql.msi (ARM64) バイナリーは Arm64X

※ Arm64X 版が提供されています。 Arm 版 Windows 11 では、x64 アプリおよび Arm64 アプリの両方から利用ができます。